泌尿器の病気
前立腺肥大は、寿命が長くなるほど増加してくる病気です。前立腺肥大は、50歳頃からはじまって、60〜70歳代の年代が一番多いです。前立腺は、膀胱のすぐ下にあり、どクルミぐらいの大きさで、前立腺の内部を尿道が通っている器官です。前立腺が加齢とともに肥大することにより、尿道が圧迫されて排尿障害おこします。
前立腺肥大の原因は、まだ明確になっていませんが、ホルモンバランスの崩れが関係するといわれています。
性生活に衰えがくるおこると説もあって、70歳代で80パーセントが、80歳代で99パーセントが肥大をしていることを考慮するとかならずしもそうでないといえないようです。
前立腺肥大の症状 前立腺が増殖すると、外部にどんどんおおきくなっていきます。しかも前立腺はミカンのように、外部の皮膚が、内部の組織よりも強いので肥大するにしたがって、内部に圧力がかかり、尿道の出口が、しめつけられてほそくなります。
このため尿がでにくくなったり流出のスピードが悪くなってしまうことになります。
前立腺肥大の症状が進行して、さらに細くなってくると、膀胱の圧力がでは全部出しきれなくなり、残尿現象がおこります。
残尿は、はじめのうちは、20〜30CCくらいですが、前立腺肥大がミカンぐらいの大きさ、りんごくらいの大きさになると出口がますます細くなって、50〜100CCも尿が残ってしまうようになります。
こうなってくると、膀胱は、膨れっぱなしになり、一日に何度も排尿にいくようになります。これに細菌感染が加わると症状は、もっと悪化していき尿もにごってきます。
そのうえに、肥大の仕方は、いろいろなので、変形して膀胱のなかに突き出してくる場合には、ちょっとしたはずみで、まったく尿がでなくなってしまいます。このちょっとした弾みというのは、たとえば、アルコールを飲みすぎたりとか、冷えすぎたときなどです。
このように病気が進行していくと、腎臓の機能も低下して、尿毒症の症状をおこすようになり、命にもかかわってきます。こうした尿閉状態をおこすのは、初期の症状があらわれてから、数ヶ月のことも、数年後であることあり、まったく経過はまちまちです。
前立腺肥大の治療 上記のような症状がおこっているときは、早めに医師の診断を受けることが大切です。
一番簡単で重要な検査は、指サックをはめた人さし指を、肛門から直腸のなかにいれて、前立腺に直接触れて、肥大の有無を調べるものです。年をとれば、誰でもなる病気ですから恥ずかしがらないことです。
治療は保存方法と手術による方法がありますが、尿へいそくのおきたときには、カテーテルを尿道にいれて尿を出すようにします。
また残尿の多い場合も、一日一回尿道にカテーテルを通して、導尿していれば、膀胱をカラにできるので、細菌感染を防ぎ、腎臓の働きが悪くなるので防ぎます。
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