トップページがんがんの発生は二段階のシステム

がん

がんの発生メカニズムについては、完全には解明をされていません。現段階で解明されているのは、がん細胞が発生する2つの段階を経ることになります。

がん細胞は、もともと正常な細胞が元になっているものです。まず正常な細胞の遺伝子を傷つけ、遺伝子情報を起こさせるのが第一段階です。

この遺伝子異常をおこさせる物質をイニシエーター・発がん物質といいます。イニシエーターは、がんの種類によってさまざまなものがありますが、アスベストのような化学物質やタバコ、ウイルスや微生物、紫外線などがあります。

食品中に含まれている毒性の物質もこれにあたります。

そしてイニシエーターによって遺伝子を傷つけられて異常をおこした細胞に、プロモーターが働きかけることによって、ついに細胞ががん化します。

プロモーターには、脂肪の多い食事や大量のアルコール、塩分などがあります。

がん化した細胞は、正常な細胞が一定数を保つのに対して、際限なくどんどんと増殖をしつづけます。

そしてがん細胞がやがて大きな塊となって悪性腫瘍となります。これが周囲の正常な組織を破壊して、さらに大きく成長をしていきます。

がん細胞は貪欲で、多くの栄養や酸素を必要とします。周囲の正常な細胞からこれらを横取りして、新たな血管までつくってどんどん必要な栄養や酸素を奪います。

がん細胞はある程度成長すると、血管やリンパ管に入り込んで血液やリンパ液によって運ばれていくからです。

がんを切除しても、また再発したり、別の場所に転移したりするのはそのためになります。

同じようにイニシエーターやプロモーターの攻撃にさらされても、がんになる人とならない人がいるのはなぜか。

そこには遺伝的な要因があって、細胞ががん化するのを抑える遺伝子の働きが関係しています。

また、高齢者ほどがんが発生しやすいのは、老化によってがんを抑える遺伝子の働きが突然弱まるためだと考えられています。


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