脳血栓は、脳にできる血の塊、血栓が脳の細動脈を詰まらせ、脳の血流の流れを滞らせる症状です。脳に血栓ができる脳梗塞と、他の臓器にできた血栓が移動して脳の血管を詰まらせる塞栓症があります。血栓症の血栓は血の塊のことをさします。血栓が発生しただけでは特別な症状がでてきませんが、これが血管をふさぎ、血流が滞るといろいろな病気を起こしてしまいます。
血栓が脳の動脈を塞いでしまうのが脳血栓ですが、脳梗塞や脳塞栓、肺動脈に血栓症が発生すると肺動脈血栓塞栓症、心臓の冠動脈に詰まってしまうと狭心症や心筋梗塞を起こしてしまいます。
血栓が原因でおこる病気の血栓症というくくりで、脳梗塞とか心筋梗塞などを捉えなおすと、日本で一番多い死亡原因となる病気は血栓症ということになります。
血栓症がおこってしまう原因ですが、血栓そのものは、破れた血管をふさぎ、止血を行うために生体に備えられた防御反応です。
脳血栓でおこる脳梗塞には三つのタイプがります。ラクナ梗塞、アテローム脳梗塞、心原性脳塞栓症です。
ラクナ梗塞は日本人に多く見られる脳梗塞で、障害部位が小さいため症状が自覚しにくく隠れ脳梗塞ともいわれています。
アテローム脳梗塞は、脳の太い動脈にコレステロールや中性脂肪がたまる粥状効果が原因でおこります。荒れた血管の壁に血栓ができ太い動脈をふさいでしまいます。
心原性脳塞栓症は、不整脈が生じた状態が心臓におこると、心房から心室へと血液のながれが滞るようになり、血栓ができやすくなります。できた血栓が動いて脳の動脈に到達し、流れ着いた脳の動脈を詰まらせます。
健康体であれば、血栓のもとになっている、フィブリンという物質を、プラスミンという酵素が溶解して血栓の予防をしています。
血栓をとかすプラスミンが不足をしていたり、プラスミンがあってもその活性が低下していると血栓が溶解しないで血流を阻害して、脳血栓などを起こしてしまいます。
脳血栓は他の血栓症と同様に、血栓を生み出している動脈硬化を防ぐことが大切で、そのために呼吸、食事、睡眠を改善して、血液の流れをよくして新陳代謝をよくしていくことです。
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