気管支拡張症は、気管支の壁が弱くなって拡張をしてしまう病気です。主な症状は膿性のたんが比較的多量にでることで、血痰や喀血を伴うこともしばしばあります。感染が関係すると痰の量は増え、1日100ml以上になることもあります。
特に朝起きる時には、睡眠中にたまった痰が多量にでます。しかし、症状のあらわれ方には程度によって差があって、ほとんど無症状ということも多々あります。。
喀血は、炎症をおこした部位から出血したもので、痰のなかに線状の血液がまじる程度から、窒息を起こすほど多量にでるものまでいろいろとあります。
拡張した気管支に痰などの分泌物が溜まると、肺炎を繰り返しやすくなるほか、肺化膿症や肺気腫を併発して呼吸困難に陥ることもあります。慢性副鼻腔炎が高確率で合併し、肺炎や膿胸、肺膿瘍などの肺感染症を合併する場合もあります。
原因には、幼児期にかかった肺炎や百日ぜき、はしかがもとで、慢性的な経過をとった場合や、成人してから肺結核や肺炎、肺化膿症にかかり、それがもとで気管支狭窄を起こし、気管支拡張症に移行するものもあります。
気管支拡張症の治療で大切なことは、まず痰の排出になります。去痰剤の服用も行われますが、痰のでやすい体位をすることで、せきばらいをして自発的に痰をだすようにすることが大切です。
血痰や発熱がある気管支拡張症の場合には抗生物質の投与が行われますが、喀血を起こしたり、衰弱している老人などの場合には、命に関わることもあるので、至急、医師に連絡して入院させる必要があります。
一般的な注意点として、喫煙はもちろんのこと、お酒もセーブして、空気の汚れた場所を避け、規則正しい生活習慣を身につけることが大切になります。
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