痔の予防や治療法としては、毎日の便通を整えることと、肛門周辺の血流を良くする事が非常に大切です。肛門は全身を走っている血管が非常に特異な形態になっています。皮膚や皮下を養ったいる血管と腹腔内の器官を養っている体内血管が肛門のところで接続しています。そのため、血流が滞りやすくなっています。
痔持ちの人は当然、血流が悪くなっているので、予防や治療では、血流の改善が必要です。血流を改善するためには食生活を改善する必要があります。
卵やお肉などの動物性食品、油、白砂糖のとり過ぎは、腸内環境を悪くして便秘や下痢をもたらします。また、血液の粘性を高めて血流も悪くする元になります。
食物繊維には、大腸で便のカサを増やして便に軟らかさを与えると共に、大腸を刺激して排泄を促すはたらきがあります。いろいろな食品からバランスよく、一日25〜30gはとりたいものです。
水分の予防や、血液の粘りを防いで血流をよくするには、水分を十分にとることも大事です。冷たい水のがぶ飲みは避けるようにして、少しずつ水分をとることが大切です。
朝起きたときにコップ数杯の水を飲み、立ったりしゃがんだりの動作を繰り返すと、朝の排便が促されます。便秘、軟便対策には、アロエ茶、どくだみ茶、梅肉エキスなども役立ちます。
辛味の強い食べ物も痔持ちの人の増加を加速させています。とうがらしといった香辛料は消化吸収されないまま排泄され、肛門を刺激してうっ血を招いたり、痔の炎症を悪化させます。
痔で発生した炎症を鎮めるには、抗酸化ビタミンのビタミンA、ビタミンC、ビタミンEや、抗酸化酵素を活性化させるセレニウム、亜鉛、銅、マンガンなどのミネラル、ポリフェノールなどのファイトケミカルなどが役立ちます。
ビタミンCやビタミンPには、毛細血管を強くして、うっ血を予防する働きがあります。ビタミンEは血行を改善してうっ血を予防します。慢性的な出血から鉄欠乏性貧血になることもあるので、鉄粉をしっかりと補うことも大切になります。
カルシウムとマグネシウムは、腸の筋肉の蠕動運動を促して便通をよくします。マグネシウムに敏感な体質の人は便がゆるんでくることがあるので、サプリメントを使用する際には量を加減するといいようです。
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