高血圧
高血圧を引き起こす原因には、直接的なもの間接的なものがありますが、身体の臓器に蓄積していく内臓脂肪も高血圧を引き起こす原因の一つになります。血液は心臓のポンプ機能の作用によって動脈に送り出され、酸素と栄養分を各組織にとどけ、二酸化炭素と老廃物を回収して、静脈から再び心臓にもどってきます。
高血圧の状態にあるということは、数値上の問題だけでなく、血管や心臓に負担がかかっているということです。
そのため、高血圧の症状が長く続くと、血管が膨らんだり、変形をおこすなどしてもろくなり、動脈硬化が進行し、生命にかかわる脳や心臓の病気につながっていきます。
高血圧は、そのほとんどが自覚症状がないものですが、放置をしておくと全身の血管が変形してもろくなり、傷ついたところに血栓ができたりして、いろいろな合併症を起こします。
高血圧の合併症で恐ろしいのが、脳卒中などの脳のトラブルです。脳血管性の病気のほか、心筋梗塞や狭心症などの心臓の病気、腎硬化症など腎臓の病気といった多くの合併症を起こします。
最近話題の内臓脂肪は高血圧に大きく関係をしています。内臓脂肪はさまざまな生理活性物質をだしていますが、血圧をあがえる悪玉物質のレプチン、アンジオテンシノーゲンなども分泌をしています。
さらに、糖代謝にかかわるインスリンの働きを妨げる物質も分泌して、インスリン抵抗性を引き起こすので血圧は上がってしまうことになります。
インスリン抵抗性が続くと、血糖値を下げようとしてインスリンの分泌が過剰になってしまうため、血液中のインスリン濃度が高くなる高インスリン血症をおこします。
さらにインスリン抵抗性が続くことで、腎臓でのナトリウムの再吸収が促されるため、血液中のナトリウム濃度が高まります。この濃度を元に戻そうとして、血液中の水分が増え、その結果として、血液量が多くなり血圧が上がってしまいます。
高血圧の症状は、環境やストレスが原因となって起こってきますが、内臓脂肪の蓄積は、血圧を上げる大きな要因です。実際、腹部肥満の人は、そうでない人と比較して高血圧を発症する危険度が3倍ほどあるといわれています。
高血圧がおこる原因に内臓脂肪が関係している人は、食事療法として、脂肪分の量を減らしていくことは大切です。
摂取する量が多くなるか、栄養素全体のなかで、バランスが崩れてくると脂肪が蓄積しやすくなるので、量の加減と栄養バランスを整えることを意識する必要があります。
高血圧に対しては、一応、国際的には6グラムとなっていますが、日本人の場合は、欧米よりも摂取量が多いとされているので、日本の高血圧学界のガイドラインでは7グラムとしています。
もともと人は、一日0.5グラムの食塩しかとらなかったそうですが、人類の長い歴史のなかでは大量の食塩を摂取するようになった期間は、非常に短いとされています。時間をかけて減塩をしていけば、調味料としてわざわざ添加しなくても特に問題はないとも考えられています
ただしほとんどの加工食品に食塩が添加され、調味料として食塩が使用されている現代では、厳しい減塩は実行が難しいため、軽度の減塩が推奨されているということになります。しかし高血圧の頻度と食塩摂取量との相関は非常に直線的で、1グラムの差が血圧に及ぼす影響は、非常に大きく、日本の7グラムという数字はかなり妥協の産物のようです。
高血圧に対して、カリウムは、ナトリウムとツインになってナトリウムを相殺するので、とったほうがよいといわれています。だから食塩感受性のある人ではカリウムを補うことである程度はバランスがとれるだろうということで、カリウムは一日3.5グラム程度の摂取量がすすめられています。
塩素についてはいろいろな研究がされているようですが、はっきりとしたことは分かっていないようです。
マグネシウムは、血圧を下げる方向に働きます。いわゆる細胞膜のナトリウム、カリウムポンプを働かせるのに、マグネシウムが必要になります。
細胞を取り囲んでいる細胞外液にはナトリウムが多くふくまれていて、一方細胞内にはカリウムが多くナトリウムは極端に少なくなっています。この濃度バランスを保つために、細胞膜にはポンプのような働きがあって、細胞にカリウムを汲みいれる一方で、細胞内からはナトリウムを汲みだしています。
ナトリウムが高血圧の人の細胞の中に多い一つの理由は、このナトリウム、カリウムポンプの働きが抑制されているからで、抑制するのは一つにジギタリスのような作用をもつジギタリス様物質が身体のなかにあり、それが食塩によって誘導されるという考えがあります。
その時、マグネシウムはナトリウム、カリウムポンプを促進する因子ですから、マグネシウムを入れることによって、何らかの形で抑制されているナトリウム、カリウムポンプの働きが促進されて、ナトリウムがどんどん細胞から汲みだされるという可能性は考えられます。
実際にマグネシウムを入れると血圧は下がっていきます。ただ、マグネシウムは下痢を起こしてしまうので、下痢で脱水した結果、体内の塩分や水分量が減るという考えもあります。
こうしたリスクは高血圧だけでなく、高コレステロール血症などが複合するとさらに悪化していきます。コレステロールが正常であっても、高血圧があると血管障害をおこす率は高くなってきます。動脈硬化はコレステロールが沈着するだけではありません。高血圧はいろいろな機序がありますが、結果的には血管を硬くしてしまいます。なので高血圧の人は動脈硬化が進行し、動脈硬化のリスクが高くなります。
動脈硬化は、マルチファクターリスク、例えば、高血圧に高コレステロール血症、糖尿病、肥満のいわゆる死の四重奏、そういった危険因子が重なればさらに悪くなっていきます。
ただ、高血圧だけでもリスクになります。その証拠に、アメリカでは高血圧のガイドラインをいろいろ作ってきて、それを徹底させることによって血圧を下げてきた結果、冠動脈疾患、梗塞と出血を含めた脳卒中の率が直線的にどんどんと下がってきました。
ただ、あるところまで下がってきてそこからは横ばいになってしまうという問題はありますが、少なくてもそこまで血圧は関係します。高血圧では、血圧を下げればその予後はよくなる、合併症は少なくなることになります。特に日本人の場合は、コレステロールが高くなったといっても欧米人よりも少ないからです。
高血圧の95パーセントをしめるのが本態性高血圧です。そもそも本態性とは原因がわからないという意味になります。
本態性高血圧の原因がまったくわからないということではありません。
血圧は、血管の緊張、心臓、体液の容積、腎臓、中枢神経、内分泌など、さまざまな調節機構によって調節されています。
本態性高血圧は、こうした調節機構のどこかに原因があっておこるのは確かです。
そしてその原因には遺伝と環境がかかわっていると考えられています。
遺伝や環境の要素が、どのような影響を及ぼしているかは、一人ひとり異なっています。または、さまざまな因子が複雑にかかわりあっているのがほとんどなので、原因を特定して、治療することは困難になります。
そのために本態性高血圧の治療では、環境因子を改善することが大切になってきます。
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本態性高血圧症の者です。この病気は原因不明で不治の病といわれています。死ぬまで薬(降圧剤)を飲み続けなければならないのですが、国からの保障など、特別な手当てみたいのは受けられないものでしょうか?(続きを読む)
食物繊維は消化されにくいだけでなく、スポンジのように水分を含んで膨れる性質があって、腸内でナトリウムを吸着して排出する働きをします。ですから食物繊維には便秘予防効果、大腸癌予防、コレステロールの低下や血糖値の上昇抑制などさまざまな作用があり、高血圧だけでなく生活習慣病を防ぐのに欠かせない栄養素なのです。食物繊維は、腎臓から分泌される血圧を下げる物質を増加させたり、腎臓がナトリウムを再吸収するのを抑制して血圧を下げる働きもしています。
食物繊維は水に溶けない不溶性のものと、水にとける水溶性のものにわけられます。不溶性の食物繊維はセルロース、ヘミセルロース、リグニンなどですが、不溶性より水溶性の食物繊維のほうが水分を包み込む量が多く、ナトリウムの吸着力も大きいとされています。
食物繊維は、野菜や果物、大豆など各食をバランスよくとり、一日20〜30グラム摂取するのが理想です。野菜は生で沢山食べられないので、いためたり、煮たり、ぬでたりと加熱してかさを減らすなどの調理の工夫をすることが大切です。水溶性の食物繊維は水に溶けでるので、汁や鍋物の場合は、だしや素材のうまみをきかして、汁まで飲むようするといいです。それを考慮して薄味にすることが、塩分の取りすぎをを防ぐための重要なポイントです。
食物繊維は、高血圧の要因であるナトリウムを身体から排出してくれます。
血圧は一日中一定ではなく、刻々と変化をしますが、健康な人の血圧は、夜寝ている間は低く、朝方になって上昇し始め、昼間起きている時間帯は高くります。ところが最近では、薬を飲んで昼間の血圧が正常であっても、朝の血圧が特に高くなる、早朝高血圧の人が増えています。
そんな高血圧から引き起こされるのが、脳梗塞などで、そのサインとして注意しなければならないのが早朝高血圧です。実際に脳梗塞は、午前6時から、正午の間におきることが多く、他の時間帯に比べると、5割増しになっています。
早朝高血圧を防ぐために、早朝の血圧値を下げることが必要なのですが、病院にかかっていても、外来の血圧管理をおこなうだけで、正確な早朝血圧値をつかむことは難しいといいます。
薬を服用している人の中に、早朝高血圧の人がどのくらいいるかというと、半数の人が早朝高血圧であったと結果があるそうです。薬を使って昼間の血圧の正常な人でも、朝の血圧が高い場合が多いということです。早朝高血圧が問題なのは、朝の急激な血圧上昇が心臓病とか脳梗塞に関係すると考えられているからです。
早朝高血圧の解決策としては、自宅で測定することがお勧めです。一日の自分の血圧の動きを知り、早朝高血圧を見つけるためには、とりあえず毎日、朝一定の時間を決めて、座った状態で、家庭の血圧計を使って2〜3回計って平均値をとることが大切です。
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運動不足は高血圧を発症させるおおきな要因の一つです。
運動不足を解消していくことは高血圧を改善するうえでもとても重要です。
ただし、高血圧だと知って運動を始める人は、血圧を下げるためになぜ運動が必要なのかを理解をしていないと、続けるのは結構難しいところがあります。
高血圧での運動療法は、たとえ数分であっても継続することが最も大切です。
運動をスタートして12分くらいたつと、筋肉や血液内のエネルギーは消費されてしまい、次に体内の脂肪が消費されはじめます。
理屈上では、運動は12分間くらい継続して、ようやく血圧を下げる効果があらわれます。
運動する習慣のない人、ひざの痛みで継続した運動が難しい人などは、まずは自分のできる範囲から始め、徐々に時間を延ばしていく方法がいいです。
運動は、三日坊主でなく気長に続けることで初めて期待ができます。
高血圧になっている人は予備軍を含めて日本では。2000万人いると言われています。
高血圧は、脳梗塞や心筋梗塞へとつながる重要なファクターです。
高血圧について、その原因を探ってみると。
血圧と言うのは動脈の中の圧力です。つまり心臓から送り出された血液が血管壁にかかる圧力です。
この圧力によって、心臓から送り出される血液は滞りなく体内にめぐっていくわけです。
血圧の値は、心臓から送り出される血液量と抹消血管の抵抗によって決まります。
心拍量が多く、抹消血管の抵抗が高いほど血圧は上昇しますから、心臓が収縮して血液を送り出すときは一番高い状態でこれを最高血圧といいます。
逆に心臓が拡張して、静脈から血液をとりいれて次の収縮に備える時の圧力は一番低くこれを最小血圧といいます。
血圧は、加齢とともに上昇をして、乳児や小児では大人に比べてかなり低く、年をとると共に抹消血管の抵抗が高まるので、高齢者では高くなります。
血圧は一日の中でも、朝起きたときから上昇し始め、昼間の活動時は高いレベルを保ち、夜眠っている時は最も低いという具合に変動します。
また季節によってもその差がでていて、夏は低め、冬は高めという具合に変動します。
さらに、精神的、肉体的な緊張によっても一時的に変動します。
安静時は低く、緊張時は高い。例えば、排尿、排便、セックス、追い越し運転、走った時は、非常に高まります。
白衣高血圧も精神的な緊張で血圧が上昇することを示しています。
エネルギーを使うとそれだけ、細胞レベルでは酸素を要求しますから、身体全体としてはなんとか細胞に酸素を届けようとして血圧を上げてでも送ろうとするわけです。
高血圧について
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血圧高値=高血圧ですか?
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高血圧の場合、頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状が現われる人もいますが、ほとんど自覚症状はありません。
そのため、つい見過ごされがちですが、やがて動脈硬化を招き、心臓病や脳卒中、臓器不全などをもたらす恐い病態です。
高血圧には、いくつかの原因が複雑に絡み合っている本態性高血圧と、腎臓病や内分泌系の異常が原因となった二次性高血圧がありますが、日本人患者の95%以上を本態性高血圧が占めています。
本態性高血圧の原因としては、ナトリウムが蓄積されやすい、交感神経が緊張しやすいなどの遺伝因子と、塩分の取り過ぎ、肥満、喫煙などの環境(習慣)因子があげられます。
生活習慣病といわれて久しいですが、一番の大きな要因は、食生活です。
昭和40年以降、糖尿病と並んで、増加の一途をたどっています。
動脈硬化による血管の老化です。高脂肪、高タンパクの常習的な食事が大きな要因をしめます。
現在、日本における高血圧の人口は約3,300万人いるとされ、生活習慣病の代表といっても過言ではありません。
高血圧の割合は年齢とともに増加しますが、最近では若年層に高血圧が増加していることが問題となっています。
高血圧の原因について
教えてgoo ヤフー知恵袋より
高血圧が原因の病気。
・・・」病院で、案の定、不安の残る治療しかしてもらえないまま退院となりました。それで明日、違う病院に受診することにしましたが、ここで質問させていただきたいのです。「高血圧が原因で起こる病気」って、どの...(続きを読む) 2005-07-08 18:11:00
原因のわからない高血圧
・・・もできず、原因がわからない高血圧に悩まされ毎日不安な日々を過ごしています。早く治療方法が見つかってほしいんです。少しでも治る兆しを見つけたいんです。同じ症状の方おられましたら、何か情報をください...(続きを読む) 2006-05-31 03:12:00
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突然イライラします(自覚症状)。何か病気のシグナルでしょうか?
・・・イライラがあります。イライラする原因があってそうなるのではなく、勝手に血圧が上がっているように思うのです。結局自然と落ち着きますが。親が高血圧、私自身暴飲暴食の生活が7年なので、いよいよ高血圧か...(続きを読む) 2005-03-03 21:36:00
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・・・のことを考えて保険を見直してから受診しようと思うのですが・・・高血圧を原因に引き起こす大きな病気ってどんな病気が考えられるのでしょう?ちなみにごくたまに動悸があります。なんでもない時に感じるので...(続きを読む) 2004-01-14 19:41:00
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・・・「高血圧の患者に減塩食をすすめるのはなぜ?」200字で答えよ。という質問に「塩分過多の食事を続けると、高血圧になる原因になる。食事療法として減塩食をすすめる。」と答えました。これしか思いつかなく...(続きを読む) 2006-09-22 01:47:00
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・・・。そして、高血圧の薬を4種類ぐらいもらいました。結婚して1年で10キロも太ってしまい、それが高血圧の原因かと思っています。。。減量、食事内容、などで高血圧はなおるのでしょうか?それと、高血圧の薬...(続きを読む) 2002-05-28 20:34:00
高血圧は、最近では、メタボリックシンドロームなんて呼ばれるようになりましたが、脳梗塞や心筋梗塞へとつながる重要なファクターです。
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逆に心臓が拡張して、静脈から血液をとりいれて次の収縮に備える時の圧力は一番低くこれを最小血圧といいます。
検診で図るあれですよね。
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身体が自然にとろうとする優先順位は何かと考えるとどうしてそういう症状が起きてくるのかということがよく見えてくると思います。

