メタボリックシンドローム

内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満 皮膚のすぐ下に脂肪がつくと肥満と、おなかのなかに脂肪がつく肥満とにわけられます。たまりすぎた内臓脂肪からは、動脈硬化になりやすい物質が分泌されます。

肥満は、人の身体にさまざまな悪影響を及ぼしますが、肥満にもいくつかのタイプがあって、危険度の高い肥満とそうでない肥満とがあることがわかってきました。

特におなかのなかを輪切り状に撮影したCTの画像による診断では、筋肉と脂肪とが、どのような割合で、どこにどのくらいの量が分布しているかがひと目でわかります。

腹部のCT画像は、人間のおなかをちょうど、金太郎飴の断面のように、あるいは水炊きに入れる骨付きの鶏肉の切り口のように撮影した写真だと思えばわかりやすいでしょう。

脊椎と筋肉、肝臓や腎臓、腸などの臓器、そして脂肪とがはっきりと写っています。


内臓脂肪はメタボリックシンドロームの要因に 身体につく体脂肪は、大きくわけて皮膚の下につく皮下脂肪と、おなかのなか、おもに小腸のまわりについている内臓脂肪とに分類されます。

内臓脂肪がたまっているかどうかは、おへその高さで測ったウエスト周囲径やおなかのつかみテストでもある程度判定ができます。

内臓脂肪は皮下脂肪と比べてたまりやすい脂肪ですが、同時に、エネルギーとして燃焼しやすい=減らしやすい性質をもっています。

ただ、皮下脂肪と違って、内蔵脂肪からは体内の代謝にかかわるいくつもの物質が分泌され、さらに高血圧や高血糖、高脂血症などが加わると、悪循環になって動脈硬化がすすむことが明らかになりました。

それが、今大きな問題になっているメタボリックシンドロームです。


メタボリックシンドロームという言葉がずいぶん取り沙汰されていますが、このメタボリックは代謝を意味し、シンドロームは症候群という意味なのです。

内臓脂肪過多の状態がメタボリックシンドロームだと思っている人は結構炒るのではないかと思いますが、正確には内臓脂肪肥満症を指していて、さらに生活習慣病として高血圧や高血糖、高脂血症などを起こしている場合のことをいいます。

メタボリックシンドロームに陥ると、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす元になり、実際に体脂肪率が高めの人は気を付けなければなりません。運動不足や過食が生活習慣であるのが原因とされています。

これを防ぐには、とにかく身体にたまった体脂肪を減らすことで、まず運動不足をなくすために筋肉トレーニングや有酸素運動を行い、食生活に問題がないかどうかを見直すなどの方法をとる必要があります。一般的にメタボリックシンドロームが急増する時期があるといわれ、それは40歳を超える頃だそうです。

しかし食生活の欧米化などにより、メタボリックシンドロームである可能性がある人、すなわち「予備群」は、そんな年齢とは無関係に若い人にでも存在するとされています。体脂肪の増加がメタボリックシンドロームの原因であるということは、言うまでもありません。

体脂肪が身体にたまっていくのは、人が生きていくために必要な機能で、それはひとつの人間の本能なのです。生まれつき体脂肪を蓄積しやすい人もいるわけで、これを「肥満遺伝子」と言いますが、特にこの遺伝子を持つ人は、食生活改善の必要があります。運動不足や過食などであまりに脂肪がたまってしまうと、身体には悪いことばかりですから、とにかくそうなる前に予防措置を忘れないようにしましょう。

体脂肪率をきちんとチェックして、恐ろしいメタボリックシンドロームを防ぐようにしましょう。


メタボリックシンドロームとは

肥満症や高血圧、高脂血症などの生活習慣病は、それぞれが別の病気ではありますが、その原因となるものが内臓に志望が蓄積した肥満であることがわかってきました。

メタボリックシンドロームとはこのような内臓脂肪型肥満によって、様々な病気が引き起こされやすくなった状態をいいます。

メタボリックシンドロームは生活習慣が密接に関係した病気ばかりです。


そのために起こりやすい病気でもありますが、裏返してみると、ちょっとしたことをきっかけに改善しやすいという面もあります。

メタボリックシンドロームで一番重要なのは内臓脂肪を減らすことです。
そのためには栄養的にバランスの取れた食事をとることや運動をするなど、生活習慣を管理・改善することです。


バランスの取れた食事とは、高カロリー食品を避け、肉や揚げ物より魚を中心とし、野菜・豆類・海藻類を進んで摂取し、塩分を控えめに、お酒の量はなるべく減らすことといった程度で、それほど難しいことではありません。

しかし、油断していると病気が進行し、厳しい栄養管理が必要となるといったことも起きるかもしれません。

一度、細かな内容については、病院へ行った際に医師や管理栄養士に相談してみると良いかもしれませんね。


運動についても、無理をしてジムに通うなどしても、長続きしないものです。
それより、いつもより一駅長く歩くとか、電車やバスで座らないといった、身近なことからはじめ、続けていくことが大切です。


栄養バランスの取れた食事と簡単な運動を取り入れるだけで、内臓脂肪は減ります。
生活習慣に密着した病気だからこそ、その生活習慣を見直して、健康な身体を手に入れたいものですね。